Log Analytics、およびOperation Management Suiteの使い方(Part2)
今回は、OMSを利用した仮想マシンの死活監視の設定方法を紹介する。
SCOMと違い、OMSでは管理パックをベースとした監視設定ができず、収集したログを基にアラート設定することを前提としているため、少し癖がある。
現状OMS既定で、Azureで追加したWebAppやSQLデータベースのSaaSやPaaSの死活監視ができないため、Azure AutomationやPowershellを利用した別の方法を検討する必要がある。設定として、どうLogを出力させ、どうOMSで取り込むかがポイントとなる。
1.[ログ検索]より、画面に記載するようなクエリ文を入力し、[アラート]をクリックする。
※OMSエージェントがインストールされている仮想マシンで、既定で1分間隔のOMSと仮想マシン間のHeartbeatログを収集している。
2.アラート設定画面より、各項目に設定値を入れて、[保存]をクリックする。
※1 ポイントは、[結果の数]を次の値より小さいを選択することろである。
Heartbeatログが出力されなくなったタイミングで、アラートを通知する設定とする。
※2 各設定値の説明は以下URLを参照。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/log-analytics/log-analytics-alerts
3.対象の仮想マシンをシャットダウンした場合に、以下のようなメールに通知が来る。
※赤いラインは、アラート設定の[重大度]に紐づいており、[警告]の場合は黄色、[情報]の場合は青色のメール通知となる。
以上。